BLOGNORICOのリアル

2020.11.29

わたしのふるさと

146年の歴史 みんなの想い

2020年11月28日 母校 湯沢市立三関小学校の閉校式が行われました

田舎だけれど私は三関で生まれ育ったことを幸せに、誇りに思っています

「愛する故郷へ、私を育んで下さった三関地域の皆さんへご恩返しをしたいから私にも閉校式の手伝いをさせて欲しい」と三関地域づくり協議会の会長をしている父に申し出たのは今年の春

あれから半年、想い出が詰まった学び舎で、閉校式の司会を務めさせていただきました

全校生徒59名と職員、そしてコロナ禍ということで限られた方々のみの出席で行われた式

開式前 朝から降り続いていた雨は雪に変わり、この時期の三関らしい風景が広がっていました

窓の外を眺めながら 地域の人たちの弛まぬ努力と この寒さが 三関セリやサクランボ、米などの豊かな農産物を育んできたこと、そして この厳しい環境がゆえに 人々は支え合い、助け合って、今日まで生き抜いてきたのだと空から舞う雪を見ながら思いました

コロナ禍での閉校式は制限も多く 国歌・市民歌はCD再生のみ。校歌すら心の中での唱和。地域の人たちもほとんど出席が叶いませんでした

しかし、このような状況下にも拘らず 式典が挙行できたことに感謝だと父は目頭を熱くしながら安堵の表情でした

寂しさを打ち消すように・・・

私の5つ年下で同じ町内の後輩、現三関小学校PTA会長 龍児くん

三関大綱引き100回記念大会の以来 5年ぶりの再会でした

職員室で、何だか緊張するね・・・噛まないように、間違えないように、泣かないようにしようね なんて言い合って会場では おどけた顔で記念写真

この時 互いの胸の中は閉校の寂しさでいっぱいでした

閉校式では市長 市議会議長の挨拶の後、PTA会長が登壇

彼の姿は堂々としていて 司会席から見ていてとても誇らしく感じました

そして挨拶が始まって間もなく 彼は言葉を詰まらせ、涙をぬぐい その後 溢れ出る涙を必死にこらえ、母校への想い、地域への感謝、子どもたちの明るい未来を語り始めました

みんなの顔はマスクで見えなかったけど誰もが彼の言葉に涙していました

 

146年の歴史の中で それぞれの時代に生きた人たちの想いがあります

これまで大切に紡がれてきた歴史と伝統と人々の想いを未来へ繋いでいきたい・・・そんな想いが詰まった彼の挨拶は本当に素晴らしいものでした

閉校は悲しいけれど 湯沢市教育委員会の皆さん、学校職員と地域の方々で作り上げた最高の一日は未来への力強い懸け橋となったように感じました

そして私は ここで生まれ育ったことをこれからも誇りに思いながら どんな時も強く逞しく生きていこう!と心に誓いました

大切な人たちと かけがえのない時間を過ごさせていただきました

白く真っ直ぐに伸びた根っこが特徴的な「三関せり」 きりたんぽ鍋にも欠かせない名脇役!です

紅白饅頭

このストーブ 学校っぽくていいなぁ

式典後の思い出を語る会で突然大きくスクリーンに映し出された「4年松組」の学級写真

懐かしい記憶が蘇ってきます ※クラスは 松と竹の2クラスでした

私はこの日 母が編んでくれたアンサンブルのセーターを着ていて・・・

愛されて育ったことをこの一枚からも感じ 実家に戻って直ぐに母にありがとう!って伝えました

ネームプレートに なぜ私だけ おとめ座まで記載されたのかは謎です(笑)

 

この日記念すべき瞬間を父親と共に過ごせたことを心から幸せに感じます

 

皆さんは 母校に 故郷にどんな思いを寄せていますか?

今日も最後まで 私の想いにお付き合いいただきありがとうございました

さぁ明日からまた新しい一週間が始まります

元気に笑顔で

前へ未来へ!

2020.11.29 Lots of love, NORICO

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